第五回北海道「石狩鍋」


ナベラボでは定期的に鍋文化研究会を行い、鍋を中心とした、日本の食文化についての意見交換会を行っています。
意見交換会は、日本全国都道府県ご当地鍋を食べながら行われます。
第五回北海道の「石狩鍋」になりました。

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北海道の郷土料理としておなじみで、石狩市がその発祥の地です。
「紅葉山49号遺跡」からは、縄文時代の鮭にまつわる貴重な遺跡が出土していることから分かるように、鮭の歴史と共に歩んできた町です。
もともとは漁師の賄い料理として、味噌汁に鮭のぶつ切りと野菜を入れて提供されていたようですが、それを「金大亭」という1880年創業のお店がメニューとして出し始めたと言われています。
「金大亭」のほか「あいはら」という石狩鍋二大老舗店が現在も石狩川河口で営業を続けています。その他にも石狩市内には石狩鍋を提供する店舗があり、石狩川河口に集中しています。
<北海道ファンマガジンより> サケの身のぶつ切りに、中骨などの「あら」を入れ、野菜は、甘みを引き出すためにキャベツやタマネギを使い、豆腐、ツキコンニャクなどの具材が入り味噌を加え、最後に魚の臭みや味噌臭さを抑え、うま味を引き出すために山椒をかけるのが本場の「石狩鍋」。 平成19年度から、市内で石狩鍋を提供する飲食店を倍増させる「石狩鍋復活プロジェクト」がスタート。寿司店や居酒屋などから構成する「あき味の会」という団体が結成され、石狩鍋の普及PR活動を行っています。
<一社)石狩観光協会ウェブサイトより>